＜経営版＞エンジニアがビジネス書を斬る！

アールエフの知―解明!夢を実現する力

●アールエフの知―解明!夢を実現する力
篠田 達 (著)
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833450046/maruruchan-22/ref=nosim

★━━━こう思ったら読め！━━━━━━━━━━━━━━━━★
┃　『世界シェア８５％の企業は？』　　　　　　　　　　　　
┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
┃　　　シェアの８５％ってすごいですよ。　　　　　　　　　
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☆気になったキーワード
　『知恵－絞る』
　『技術屋魂』
　『世界初』
　『小型化』

★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
┃　『ベンチャーが対等にやっていくには？』　　　　　　　　
┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
┃　　　世界と伍してやっていくにはどうするのか？　　　　　
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☆本から得た気づき
　▼『技術屋魂－情熱で』
　　技術は、今無いものをつくりだしたい！という情熱から生まれる
　　といっても良いと思います。
　　自分もエンジニアですから、この気持ちはよくわかる。
　　これからの研究のために、ほかの人が作ったものを追試するなら
　　ともかく、人の真似してまったく同じものを作ることに楽しみは
　　ありません。
　　「やりましょう！」という言葉を発し、自らの尻をたたいて
　　追い込んで知恵が出てくるんだと思います。
　　
　　このときに、自らの希望とともに「顧客主導の発想」を
　　ちゃんと抑えておくことが大事。アールエフの場合、医療機器を
　　あつかっているのですが「医者」「患者」も希望することは
　　お互いにわかっているのに、それをメーカーだけが理解してないという
　　業界をみて、愕然としたそうです。
　　メーカーが、「使う人」「使われる対象の人」の両方から喜ばれる
　　ものを作ったとしたらそれが最強になるのは間違いないじゃないですか！

　　- – – – – – – – – – – – – – – – – –
　▼『販売・営業』
　　理系の人は一般的に苦手ですね(笑)私も結構そう(^^;;)
　　でも、この販売・営業に携わることで、壁に突き当たったときに
　　それをクリアするノウハウを得ることもできるんです。
　　実際に使っているユーザーさんの視点は、販売・営業をやっていないと
　　なかなか届かないですよね。どうしても。
　　そういう意味では、新規の売り込みについては自社から他社へ
　　アウトソースしてもよいのかもしれないですけど、既存顧客への
　　サポート業務・営業だけは自社の中にしっかり組み込まないと
　　自社を強くすることは難しいのかもしれません。

　　- – – – – – – – – – – – – – – – – –
　▼『コスト－消費者希望価格からの逆算』
　　コスト積み上げ方式ではなく、逆算でコストを決めろ！とはよく言われます。
　　そして、その際に「他者の参入を防ぐ！」という目的をもて！ということです。
　　先行者＝自分が、安い価格で先行すればそのほかの業者はそれよりも安い価格で
　　同等以上の性能を出す、つまりコストパフォーマンスを高くしない限り
　　参入する意味が無くなってしまうわけです。だって買ったほうが安いんですもの。
　　
　　すると、強力な競争相手がいないわけですから地道に売れていきますよね。
　　このとき「一番乗りだから高くてもいいや！」と値段を決めてしまうと
　　競争相手が「おお、この商売うまみあるぞ～」と寄ってくるわけです。

★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
┃　『コストは逆算で求める』　　　　　　　　　　　　　　　
┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
┃　　　「壁」を作ることも目的として　　　　　　　　　　　
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　小さな企業が、成功していくためには容易に入ってこれない「壁」を
　構築することが大事だといいますよね。
　それに成功したからこそ「アールエフ」は世界シェアをかなり高いところ
　まで持っていくことができたのかもしれません。
　　
　しかし、自分は根っからのエンジニア＝理系だなあと思ったのが
　この本を読んで、共感するところがたくさんあったこと。
　技術を中心に会社を作り、伸ばしていく！という道を進むことができる
　というのは理系の人間としてはある意味理想ですからね。

●アールエフの知―解明!夢を実現する力
篠田 達 (著)
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833450046/maruruchan-22/ref=nosim

 

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