成功するマーケティング インターネット・ブランディング最前線 [by 赤城 稔 (著)]
成功するマーケティング インターネット・ブランディング最前線 赤城 稔 ソフトバンククリエイティブ 2006-02-23 posted at 2006/05/15 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『ネットでのブランディングを知る』
先発企業はどうやってきたのか?
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☆気になったキーワード
『先行者利益』 『ライフエンジン』
『V→R→V→R』 『コミュニティビジネス』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『Yahooの考えていることは?』
その思考の先に見えてみるモノはなんだろう?
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『トラフィックは集めるモノではなく、集まるモノ』
▼『強者の論理-ライフエンジン』
▼『コミュニティ:還元モデル』
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▼『トラフィックは集めるモノではなく、集まるモノ』
Yahooといえば、日本の検索エンジンのシェアの6~7割
を占めると言われる、いうまでもなくNo.1のブランド。
ですから、その戦略思考の裏側には「強者」としての
論理が働くのは当然です。
では、その状態になるまでの思考はどうだったんだろうか?
というと、スタートの時点か
「デファクト=事実上の(世界)標準」になることを
初めからねらっていた戦略だったのです。
【エンビジ】読者のあなたは、どんなときに検索エンジンをつかいますか?
何か情報をさがすときですよね?
インターネットの世界は広大ですから、検索エンジンなしで
情報を探し当てることはできないわけです。
ですから、その何かを求めるときの「経由地」になれば
人は必ず集まってくるはずだ!と考えたわけですね。
人の流れができれば、そこにビジネスを発生させることができるという
考え方ですね!
この「発想」は気がついている人なら当たり前のことですが
ビジネスをやっていくことに必ず必要な考え方です。
ネットではなくリアルなイベントであっても
「人」が集まってくれるからこそ活性化するモノ。
どんなにすばらしい内容の企画であっても、人が集まらなければ
成功しませんし、逆に中身が実は乏しいモノであっても
それに見せられた人が集まってくればそのイベントは成功するのです。
この人の流れを「人為的=一時的」に作り出すのではなく
きてくださる方の利便性を向上させることに絞ってサービスを提供した
Yahooのやり方は大正解ですよね♪
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▼『強者の論理-ライフエンジン』
さきほどのように流れで大きくなってからは、逆に自分がNo.1ですから
そのスケールを使ってのビジネスが何でも可能になります。
まずは「ポータル=玄関」ということでYahooのサービスを経由して
ネットの世界に入ってもらっていましたが、
玄関が確立されてしまえば、玄関の次に案内されるのが
自分の家であってもいいわけです。
まずはこのジャンルは、ビジネスとして見込みがある!という部分に関して
Yahooのブランドでサービスを提供し始めました。
たとえば、オークションであり、車の情報提供であり
転職の情報だったりします。
このときにYahooの考えたことは
すべて自社で抱え込んでしまう必要はない。
そのジャンルの1位のブランド企業と組めばいい!
この発想は、できそうでなかなかできないものですよね。
できれば自分でサービスを立ち上げて成功してしまった方が
利益としても非常においしい(笑)
でも、それでは他のポータルサイトなどがNo1企業と組んでしまったときに
最強のライバルが現れてしまう。
だったらポータルのNo.1である自分と、そのジャンルのNo.1が
組んでしまえば、それよりも強いライバルはそうそう現れない!
という考えなのです。
自社ですべてを囲い込んでいませんから駄目であればすぱっと撤退も
検討できますし、いいことが非常に多いのです。
さらに、有望性だけではなく、「顧客のためのエージェント」として
活動するという考え方、「ライフエンジン」というものを持っています。
これは顧客を生涯にわたってサポートし続けるというもの。
逆説的には、その生涯にわたってYahooで利益が発生するというモノですね。
一見さんだけのお客さんを対応するよりも
気に入っていただいたお客様に利用を続けてもらう方が絶対に
ビジネスとしては成功します。
これを「仕組み」として作り込むことができれば
絶対的な強さを獲得できますね。
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▼『コミュニティ:還元モデル』
成功するビジネスモデルとして最近取り上げられるのが
「コミュニティビジネス」です。
主催者のあなたと参加してくれるメンバーとの間に
コミュニティができあがると、それまでは
あなた=1 対 メンバー N
という関係だったのが
あなた+メンバー N 対あなた+メンバー N
という「1対N」が「N対N」に変化するのです。
すると、どういう変化が起きるのでしょうか?
それは・・・「顧客の体験」というのが爆発的に増えるのです。
それまでは、主催者が発信する情報を受け取るだけの体験であったのが
メンバーの質問が掲載されているときに、それに対して
回答するという「体験」が生まれるのです。
これを繰り返していくことに対して「認知と賞賛」が与えられる
ならば、楽しさが増していきますよね。
あるコミュニティサイトでは、質問に答えるごとにポイントがもらえて
そのポイントがお金に換えられたりと聞きますが
どちらかというとお金目当てというよりは
「楽しさ」重視という観点で参加されている方が多いと思います~。
この勢いがついてくると、まるで生態系のように
管理者の手を離れて、自己増殖していくコミュニティとなるでしょうね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『徹底した顧客本位とNo.1戦略』
トラフィックは集めるモノではなく、集まるモノ
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リアルでもネットでもビジネスならば、やはりトラフィック=人の流れ
がとても大事です。
今のまるるちゃんに何もキャッシュポイントがないとしたら
まず何を考えるか?というと
どうやって人の流れを作り出すか。
もしくはどこの人の流れがあるところに身を投じるか
ではないかと思うのです。
後者に関しては、例えば人通りの多いイベント会場であったり
ネットであればオークションなどになりますね。
無理矢理人為的に作った人の流れというのは
人為的に手を加え続けない限り、すぐに廃れてしまいますし
人為的に加えていたとしても、だんだん減ってきてしまう可能性が大です。
つまりなかなかビジネスにつながらないと言うことなんですね。
人だけじゃなく、なんでもそうですよね?
無理矢理に何かをしようとすると、どうしても反発して
逆の結果になりますね。
何事も自然であるのがいいというのは実は結構真実なんでしょうね。
成功するマーケティング インターネット・ブランディング最前線
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