レバレッジ人脈術 [by 本田 直之 (著)]
レバレッジ人脈術 本田 直之 ダイヤモンド社 2007-12-14 posted at 2008/01/30 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『人脈が大事だと思うなら』
さてその大事な財産をどうやって築く?
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☆気になったキーワード
『一人では何もできない』 『未来人脈』
『「マインド」の高い人』 『思わず「紹介したくなる人」』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『長くつきあっていける人脈とは』
すぐになくなってしまうようでは意味がありません
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『人脈とは大きな目標に沿って、ゆっくりとつくられるもの』
▼『強力なレバレッジ・ネットワーク』
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▼『人脈とは大きな目標に沿って、ゆっくりとつくられるもの』
「著名人」と知り合いになりたい!
自分も有名な人に近づくと、引き上げてもらえるのでは?
こんな事を思って、大事な人には近づいていくけど
そうじゃない人には目もくれない。
たまにこんな人を見かけます。
もしかしたらあなたの会社の中にもそんな上司が
いるかもしれません(笑)
会社の中であればまだまだ年功序列がありますから
逆転現象はおきにくいですが、
社会では今の立場なんてあっという間に逆になって
しまうことなどしばしば。
先日まで「あご」で使っていた人が
明日には、「大先生」なんてことも良くある話。
そういう意味で「著名人」との人脈ももちろんいいですし
意味がありますが、それ以上に「ゆっくりつくられる」人脈にも
目を向けてみませんか?
本著に書かれている言葉でとっても目を引いたのは
重要なのは、あなたが必要とする前に
関係を築くことです
という、アップルコンピュータの元エバンジェリストとして
著名なガイ・カワサキさんの言葉。
実際に必要になる前に、あなたが出来る限りのことで
「貢献することが可能な」人脈が周りにできあがっていると・・・
いざ!というときに、スタートをすると
その際の「ダッシュ力」はあきらかに違うモノになって
来ると思うのです。
「下積みは大事だ」ということは昔から言われていますが
それは、ただ単に下積みをしろ!というのではなく
この「関係を築く」ための時間としての大事さをも
語っているのではないかと私は思います。
たとえば、学生の頃からの友人とは
打算もなにもなく、良い関係を築けていれば
何年経っても、気軽に声をかけることができますよね?
これも必要になる前から関係をきちんともっているからこそ。
そしてホントに一番良いのは「あなたの道」が決まってから
ゆっくりと人脈をつくっていくことです。
目的のゴールが見えていないと、そのために必要と
思われる関係というのも見えてきません。
著者の本田さんは「ハワイに住みたい」という目的がはっきりと
あり、それに向けて着々と人脈を築かれたそうです。
ただ「人生の目標」がまだ決まっていないという方も
いるかとおもいます。
その場合に、私が思うのは「自分が貢献できる」
領域での人脈を広げることを心がければいいのかなと。
自分が貢献できるのは、大体の場合「自分が好きで出来ること」でも
ありますから、自然と「自分フィルター」の選別に
ひっかかってまだ見つかってない目標に向かっているという
こともよくありますからね。
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▼『強力なレバレッジ・ネットワーク』
人脈は最初「1対1」の関係からスタートし
それが「1対多」を経て、「多対多」という進化を遂げると
本田さんはおっしゃいます。
そしてこの「多対多」というのは・・
すごく強力なネットワークとして、自然に拡大していく
可能性を秘めているわけです。
というのは・・・良質な「多対多」であれば
自分が意図して動かなくても自然とよりよい仲間が
集まっていく可能性があるからですね。
そしてその成果を象徴するのが「会」。
具体的なテーマを持って集まる「会」では参加者の方向性や
目標感、温度感覚が同じであればあるほど
高いマインドがどんどん伝染していくと言えます。
と簡単に書かれていますが
これこそ、本田さんがこれまで実践されてきたこと
「貢献」「実績」があってこそのこと。
「会」という集まりは、そこに価値を感じるからこそ
みんなが集まってくるわけですからね。
ではその秘訣は?と本田さんにお聞きしてみると
「会」を成功させるポイントは、カテゴリーを絞ること
にあるとおっしゃいます。
というのはいわゆる異業種交流会では
名刺交換が目的になっているだけで、その場で「何を話す?」
という状態にもなり、お互いの仕事の話をさらっと
するだけで、後はなにも残らないと言うことは
往々にしてよくあること(笑)
それでは意味がないし、次から誰かを連れて行こう!
という話にはなりませんよね?
そうではなくて、「自分も行きたいし誰かにも紹介する価値がある」
と思えるようなものにするためには
「共通点」を作り出せるような何らかの絞られた
カテゴリーにする必要があるわけです。
そのためのテーマ作りがもっとも大事なことなのかなと
感じ、そして難しいことだとも思ってます・・・。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『「会」で貢献すること』
なにか初めてみたいです・・・・・。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
人脈を広げたい!という感情よりも
「自分が貢献できることはなんだろう」と考えた方が
自然と広がっていくということを
本著を読んでいて改めて感じています。
実は・・・前々からやりたいなーと思っていて
出来ていなかったことがあるのですが
それは・・・
京都若手経営者の会 (笑)
起業家というくくりでもよいのですが、おいしいご飯を
食べながら集まれる場がほしいなーと。
自分のつながりだとネット系の人脈が中心に
なるので、インターネットではないリアルで仕事をされている方とも
ぜひいろいろとお話を聞かせていただければ
うれしいなと思っていたわけです。
逆に私がもっているネットに関することで
貢献できることも結構できると思っていますので。
と、これを読んでぴんとくるあなた
連絡待ってます(笑)
数名からはメールがきそうな予感がしていますが・・・
楽しみにしてます~。
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