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ソニーをダメにした「普通」という病 [by 横田 宏信 (著)]

2008-02-20
ソニーをダメにした「普通」という病 ソニーをダメにした「普通」という病
横田 宏信

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posted at 2008/02/20

★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
  『普通ではなぜいけない?』

   とよく言われてしまう言葉です(^^;;)
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆気になったキーワード

 『出ない杭』   『コンサルタントのような「経営者」』

 『不快の極み』   『親は無理だが上司は選べる』

★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
  『自然とできる価値のある行動は?』
                              
   病に冒されているポイントは・・。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ▼『機能価値ではなく使用価値を生み出せ!』
 ▼『お金を活かすか、人を活かすか』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ▼『機能価値ではなく使用価値を生み出せ!』
  エンジニアとして開発を行っていると
  「どうやって新しい機能を追加できるのか?」
  というテーマがどうしても先に話としてでてくることが
  多かったことを記憶しています。

  「特許」を書く、ということが仕事上の至上命題でしたから
  そのためには「どうしたら新しい発明要素を付け加えられるか?」
  という話になってしまう現状があるためです。

  でも・・・その新しい要素が、使う消費者から取って
  役に立つモノなのか??というと
  YESの場合もありますが、Noの場合もあるはず。

  本著では主にソニーについて書かれていますから
  例としてあげられているのは「ウォークマン」。

  これは当時つくられていた製品に比べると
  機能を「削る」ことで実現化された商品です。

  というのは、テープレコーダから「録音機能」を
  削ることで実現化した小型化だから
  「機能価値」としてはより小さなモノになっているからなのです。

  
  でも。。。それによって大胆な小型化が実現できた結果
  使う側からの価値=「使用価値」については
  大幅に改善されたのです。

  携帯電話でも同じ事がおこっていますよね?
  機能がどんどん実装されて、高機能化していますが
  ついていけないユーザーにとっては「使いやすさが落ちている」わけで
  その結果、機能を大幅に削った「らくらくホン」が
  うれるという流れになるわけです。

  本著でも横田さんが「技術者とは本能的に、商品に
  「機能価値」を目一杯詰め込みたがるものである」
  と書かれていますが、まさにその通りなので(笑)
  気をつけないといけないですね。

  
  差別化要素=機能価値ではなく
  差別化による価値=使用価値であると考えなければ。
  - – – – – – – – – – – – – – – – – –
 ▼『お金を活かすか、人を活かすか』
  ビジネスの循環=サイクルは、

    お金をモノや人を雇い入れる
         ↓
    新しい付加価値をつくる
         ↓
    元より多くのお金に換える
         ↓
      (繰り返す)

  こんな形で続いていくことから
  「お金を働かせて」ということを考える人も
  多いかもしれません。

  しかし。。。。現在では
  「お金が余っていて」「それを活かせる人が不足している」
  という現実があったりします。

  というのは上記サイクルの中の「付加価値を付ける」ということを
  することが可能なのは、お金ではなく「人」だけであり
  そのことができる「人」がそんなにいないからなのです。

  買収やM&Aを行うことで企業は大きくなっていきますが
  そこで「金を活かす」のか「人を活かす」のかによって
  その成果には大きな結果が出てくると思いませんか?

  企業再建や子会社に乗り組んでいく経営者で
  うまくいく人は、そこに残っている「人材」を
  うまく活かして再建を成し遂げていく事実を見ていると。

  本著で、横田さんはこう書かれています。

   節分の豆まきではないが、「投資家は外、経営者は内」
   が正しいのだ。

  投資家の役割は、自分もしくはお客様から預かっている
  お金を上手に活かすことであり
  そのためには、「人を活かす」ことにたけている
  経営者を目利きして、その人にお金を託すところまでが
  仕事であるという意味であると感じました。

★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
  『機能価値ではなく使用価値を生み出せ!』
                              
   爆発的にヒットするタネがある
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
 
 わかっていてもなかなか思いつかないのが
 新しい「使用価値」。

 機能価値は、はっきり目に見えることで
 頭の中での区別がつけやすく、またエンジニアという立場では
 「新規技術」というのは、進みやすい方向ではあります。

 でも「使用価値」は、現在のモノを削ったり
 もしくはパラダイムを変えないといけないですから
 なかなか難しいこと。

 それを薦めるためには、やはり「思考の幅」を広げないと
 いけないのかなと思うわけです。

 でも、私・丸山を含めて凡人の場合
 なんにもない状況から新しいことを思いつくなどと言う芸当は
 なかなかできません。

 だからこそ、「思考の幅」を広げるために
 自分の業界だけではない人とお会いして話をしたり
 本を読んだりDVDをみたりということが
 大事なのかなと思うわけです。

 実践ではないので、すぐに価値を生み出せるというわけではなくても
 ヒントとなることを一杯いただくことができますからね・・・

ソニーをダメにした「普通」という病
ソニーをダメにした「普通」という病

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