なぜ桃太郎はキビ団子ひとつで仲間を増やせるのか? [by 岩崎聖侍(著) ]
なぜ桃太郎はキビ団子ひとつで仲間を増やせるのか?~儲かる会社は知っている! ~ 岩崎聖侍 TAC出版 2011-03-25 posted at 2011/06/09 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『団子を買ってもらうには?』
それもよろこんで
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『ワンコンセプト』 『もっとユーモア』
『葛藤や困難』 『フォーカス』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『いい商品がうれないなら、どうする?』
だれもが覚えている桃太郎のストーリーのようにするには
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『「小さな物語」に参加する』
▼『ビジネスにはもっと「○○○○」があっていい』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『「小さな物語」に参加する』
私がわざわざ書かなくても当たり前のこととして
認識されていることですが、
第2次世界大戦後の、日本は焼け跡の廃墟から
全力でたちあがってきました。
そう、国民全体が一丸となるかのように。
巨人・大鵬・玉子焼き
と言う言葉を知っている人は30代には少ないのかも知れませんが?
だれもがこの3つのファンであるというくらいに
わたしたちみんなが、「同じ物語」に参加していたのです。
経済面では高度成長期とよばれ、全力で働くこと。
そしてその結果として、給与が増えていくこと
などをだれもが永遠に続く物語として
参加し、そして思い続けていた時代がありました。
これを本著では著者の岩崎さんは「大きな物語」としてとらえて
みんなが同じ一つの大きな物語に参加できていたと
定義されています。
ところが。。。今はいろんな価値観が存在して
「当たり前」と思われていたことが「当たり前」ではなくなっています。
つまり「大きな物語」を共有することができなくなってしまいました。
テレビCMがあたらくなってきた、効果が以前に比べて下がってしまった
というのもまさにここがポイントではないでしょうか。
マスメディアとして、みんなに同じ情報を配信してきた
テレビは、視聴者のみんなが「大きな物語」を共有していた時代だからこそ
大きな効果を発揮してきました。
でも。共感する人が減ってしまえば、その効果は限定的になります。
テレビの告知能力自体はまだまだ非常に高く
メディアとしてはずすことはできませんが、
掲載費用が高いために
費用対効果があわなくなってきているというのが現在の段階だと思います。
では「大きな物語」が共有できなくなったのだとしたら
どうすればいいのか?
はい「小さな物語」に参加してもらえばいいのです。
私を始め、大企業でない企業体=スモールビジネスであれば
国民全体が共有できる物語を発信しなくても、全く持って問題ありません。
というかそんなものを発信してしまうと忙しくて死にそうになります(笑)
という冗談はおいておいて
自らが、自分でしかなしえない「小さな物語」を創り出すことが
できるかどうか
それが本著のタイトルにもなる
なぜ桃太郎はキビ団子ひとつで仲間を増やせるのか?
に対する回答になりそうです。
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『ビジネスにはもっと「○○○○」があっていい』
さて、そんな小さな物語。
小さな物語を作り出すことが出来る人は
考えてみれば、たくさんいます。
おおがかりな仕掛けはいらないのですからね。
そんな中で、あなたの物語を手にとっていただく
そして共感していただくためにはどうすればいいのでしょうか?
その回答のひとつが、今回のタイトルに掲げた「○○○○」
つまり、ユーモアです。
おかた~い話を聞いていると、人はどうなるでしょうか?
はい、眠くなります。
いつもどこでも寝てしまう私の言い訳だけではありません(^^;;)
逆に、どんなに疲れていても眠くならない講演やセミナーって
どんなものか?といえば
聞いている内容がおもしろいかどうか、興味があるかどうかに
かかっているわけです。
本著の著者岩崎さんは、もともと国家公務員のご出身だとか。
だから、最初は失敗事例などもかたらずに
おかたーく話を進めていったそうです。
その結果・・・まったく売れなかったと(^^;;)
それがいまやこんなことをしています。
http://www.youtube.com/watch?v=Dv0D3DIEpuA
えーと・・・タイトルは「火中の栗を拾う」
まじうけます。本気だからこそ。
そしてこうやって私が紹介してしまうように・・
勝手に広まっていくユーモアのある「小さな物語」になるわけです。
私自身、なかなかユーモアセンスに薄いところがあるので
見習わせていただければなーと思う次第でした。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『もっとユーモアのあるビジネスを』
小さな物語をもつために
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
まじめにバカが出来る人はつよい
これは昔から言われ続けていることです。
なぜか?
人は偉そうにしている人に、別に共感することはできません。
何か仕事を頼みたいなーとおもったときに
もちろんプロに頼もうというのが一般的でしょう。
でも今の時代、普通のプロは世の中にあふれています。
ではその差別化をどうするのか?というところに
みな四苦八苦しているわけですが・・
偉そうなブランディングももちろんありです。
でもそれだけではなかなか違いがわからない時代になってきたらこそ
「ユーモア」をもっているかどうかにかかっているのなと
おもいます。
わたしも教えていただかないと・・・
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