戦わない経営 [by 浜口 隆則 (著)
戦わない経営 浜口 隆則 かんき出版 2007-05-08 posted at 2007/05/20 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『経営には2種類ある?』
「戦う」と「戦わない」と
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☆気になったキーワード
『幸せは分け放題』 『雪が降っても自分の責任』
『真っ白な場所』 『当たり前のことがあるだけ』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『戦わなくて、どうやっていくのか?』
ブルーオーシャンのイメージ?
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『経営は関わるすべての人を幸せにする仕組み』
▼『雪が降っても自分の責任』
▼『「真っ白な場所」を探す』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『経営は関わるすべての人を幸せにする仕組み』
人生を送っている、あなた。
そのあなたが、一番求めているものって
なんですかね?
お金?仕事?遊び?
そんなの一つに選べないよ!
というあなたは正解♪
そう、求めているものは「幸せ」ではないでしょうか?
一つ一つが得られれば、他のものがいらない!
というのではなく「幸せ」になりたいがために
すべてのものを求めていくのかなと思うのです。
本著にて浜口さんは
人生っていうのは、与えられた時間のこと。
だから、人生と時間と命は同じ意味。
とおっしゃり
そんな大切な時間の中でもっとも大きな割合を占めるのは、
仕事の時間。
だから、その仕事がつまらなかったら、
人生はかなり楽しくない。
とおっしゃっています。
そうですね。サラリーマンであれば少なくとも
1日8時間という時間を仕事に使っています。
まるるちゃんみたいな、起業家の場合には
常に考えていると言ってもいいでしょう。
そんな風に常に考えることができるのはなぜか?
といえば。。。「楽しい」から!
仕事が楽しい「遊び」と思えるくらいに
楽しんでしまっているからなんですね。
一人でやっている間は、好きなように出来る仕事ですが
これが「経営」になってくると、どうでしょうか?
経営は難しい、人が思ったとおりに動いてくれないと
嘆く社長も多いかもしれませんが・・・
浜口さんが定義する、経営とは
経営は関わるすべての人を幸せにする仕組み
という定義。
この定義を持っていると・・
「人が幸せになる」のを観ていると楽しくないですか?
自分一人だけ、幸せになって
周りが不幸・・・・
そんな状態はまるるちゃんは嫌です。
自分も幸せ、周りも幸せ。
そんな風に生きていきたいと思うからこそ
経営をやっていけるんでしょうね♪
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▼『雪が降っても自分の責任』
成功する起業家の第一条件は
雪が降っても自分の責任
と思えるかどうか?だと言えます。
だから、好きなところに雪を降らせる能力を
持たないといけません!
なんて話ではなくて(笑)
人生において何が起こっても、それを自分の責任と
思えるかどうか?ということなんです。
でも、いろいろとやって失敗したらどしよー
なんて思います?あなたはどうですか?
リスクについては、いろいろと考えて
見極めてから行動するべきですが
リスクを把握している。行っても大丈夫!
そう思ったならばすぐに行動しましょう。
なぜか??
やったことによって発生してしまうリスクも怖いですが
もっと怖いのはやらないことによって発生するリスク。
何もしないと言うことは
何もリターンもフィードバックも得られないわけです。
現状維持って奴ですね。
起業家として一番怖いのが「この現状維持」
というのも、自分が止まっている間に
周りはどんどんと進んでいきますから、
知らぬ間に自分のレベルは相対的にみたらどんどん低くなっている。
ということになってしまうからなんです。
だからこそ、自分の責任で
自分を伸ばして成長させていこう!と常に思う訳なんですね。
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▼『「真っ白な場所」を探す』
さて、本著のタイトル「戦わない」とありますが
自分たちのビジネスをどうやっていけばいいのでしょうか?
「戦わない」ということはすでに先行者がいる
ビジネスカテゴリには入っていけませんからね・・・。
「戦わない経営」をするためには
戦場から出る、つまり競合がいないところを「探す」のです。
ポジショニングを探すのです。
といわれても、簡単にできたら苦労しないよ。。と思います?
実は・・3つのことをやるだけで
この「ポジショニング」を探すことが出来ると聞いたら
どうでしょうか?
まず、最初にやるべきなのは「競合の洗い出し」。
自分がやりたいと思っているビジネスの
競合となりそうな相手を洗い出します。
そしてそのまま「特徴」を書き出します。
その2はこの特徴を比較表の形で並べてみます。
そのときの比較項目は書き出した特徴を見ながら
例えば「価格」であったり「サービス」であったり
差となっていそうなものを挙げていきます。
そして・・最後の3つめが・・・
いままでの比較表を元に「マップ」を作成すること。
比較の項目としてあげたものの中から
もっとも違いがあると思われるものを2つ挙げます。
これを縦軸と横軸とした上で
競合を当てはめると・・・・
「真っ白に空いている」ところが見つかったりしません?
本著にはいくつかの事例が挙げられていますが
有名なところでは、スターバックスコーヒーですね。
まさに「真っ白な空白」をきっちり埋めてきました。
もちろん、常に2次元の軸で常に見つかる!
とか、絶対に敵対関係にならないで成功するとは
言えないかもしれません。
が、これをやるだけでもだいぶ変わります。
だって「戦わない」のですからその分だけ
エネルギーをビジネスの質を高めることに投入できますからね。。。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『真っ白な場所を探す』
戦わない経営を実践するために・・・
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まるるちゃん初め、起業家というのは
基本的に、新しいビジネスを考えるのが仕事です。
このとき「新しい」というのは
浜口さんがおっしゃる「真っ白な場所」を探すことから
始めるのが本来はベスト。
じゃないと、ただでさえ少ないリソース(経営資源)を
競争に使ってしまっているようでは
自分のビジネスを伸ばしていくことは難しいからです。
逆に、「真っ白」な場所を見つけることができれば
競合がいないぶん、スピードが早く成長できるという利点が
実は「ビジネスの継続性」という意味で大きなアドバンテージが
あります。
それは・・・「先行による参入障壁」ではないでしょうか。
先に走っている相手がいても、参入しようと!思う人は
います。(戦う経営になりますが・・・)
でも、そのときに先行している競合がいて
すでにマーケットのおいしいところがない!という判断を
されるなら、入ってきません。
彼らも、当然ながらビジネスとしてやるわけですから
ビジネスが成立する可能性が低いところには
競合がいようがいまいが、参入はしないのですからね。
ですから、日々「なんかネタ無いかな~」と
頭が回転しているわけです(笑)
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