ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する [by 島田 紳助 (著)
ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 島田 紳助 幻冬舎 2007-05 posted at 2007/07/06 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『紳助さんの経営のことを知りたい』
芸能人でここまでビジネスをされている人も・・
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『魔法のアイデア』 『素人』
『従業員満足度』 『職場に恋人がいたら』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『経営に取り組む姿勢を聞きたい』
芸能人として人気者であるのと同時に
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『なぜタレントの店はつぶれるのか』
▼『仲間こそが宝物』
▼『「こんなに食べてこの値段は安い」は嘘』
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▼『なぜタレントの店はつぶれるのか』
タレントの名前がついたショップ・レストラン。
たくさんありますね?
とくに芸能のメディアとしてもとりあげやすいですから
オープンしたときには、かなり記事が報道されます。
スポーツ紙・昼のワイドショー・女性誌
載せてくれるメディアには事欠かないですからね。
ところで、そんなにたくさんオープンしている
タレントショップ。そのうち日本中の店がタレントショップに
なってしまうのでは?という勢いですけど
そうなりますかね?(笑)
というと、残念ながらそんなことはないようです。
はい。全部が全部繁盛しているわけでもなく
結構な頻度で潰れていくからですね。
なぜか?それは・・・「宣伝は諸刃の剣」だからです。
確かに宣伝がどんどん広まればお客さんは
来てくれるようになります。
それが有名タレントのプロデュースであればあるほど。
でも・・・万が一、提供できるサービスのレベルが
高い物でなかったら・・・。
「悪い口コミ」だけが拡がっていくんですね(^^;;)
その結果、あっという間にお客さんがこなくなります。
ホントすぐに(^^;;)
特に今はネットがありますから、口コミの広がり方は
めちゃくちゃ早いですよね。
それが、有名タレントであればあるほど(爆)
その上、有名タレントというブランドがあるから
余計に「来る前に期待感が高い」という
とっても高いハードルがあります。
お客様の感情は、期待感を上回るか
少なくとも同等の満足感を得ることが出来ない限り
「悪い印象」をもちますから、このハードルが高いのは
とっても損なのです。
ネットビジネスでも同じで、いきなりサービスを立ち上げて
大々的に宣伝をして、その内容が伴わずに
非難囂々(^^;;)という事例をよく見かけます。
だからこそ、いきなりスタートせずに
最初はテストを繰り返して、自分たちの提供できる物を
どんどん高めていく必要があるのですね。
そして最初の段階で入ってくださるお客様は
まるるちゃんのことを信頼してくださっているわけですから
本当にありがたいことです!
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▼『仲間こそが宝物』
紳助さんの本業は「タレント」。
あくまでビジネスは副業であるとおっしゃっています。
だからこそ、冷静に取り組むこともできるし
業界の常識を越えた新しい取り組みもできると。
そして、究極的な成功するキーポイントとして・・・・
自分で店を経営しないこと
とおっしゃります。
これは、紳助さんの性格が「飽き性」であるというのもあるそうですが
より本質的には
サイドビジネスである自分よりも人生をかけた本業として
取り組むやつに任せた方がうまくいく!
とおっしゃるのです。
矛盾しているように聞こえます?(笑)
これ・・・ビジネスの本質を言い当てている気がします。
ビジネスを実際に行っていくときには
実は大きく分けて2つの段階があると思うのです。
それは・・・「計画」と「実行」。
この2つの段階で求められる能力は実は大きく違っているのです!
「計画」の段階では、新しい柔軟な発想と
飛び抜けた「起業家」としての能力が必要ですが
「実行」の段階では、そのような起業家の能力は
実は役にたたないことがおおい(^^;;)
地道に着実に実行している「実行力」がもとめられるのです。
この「実行」には忍耐力も多分に求められますから
飽き性な人にはなかなか向きません(^^;;)
だからこそ・・・パートナーとして一緒にやっていくことが
できる仲間が必要なのです。
その紳助さんが
冒険の入り口までつれていくのが僕の仕事
というパリ-ダカールラリーを始めた創始者の言葉を
そのまま実践されています。
実際、経営を任される人にとっては自分の城
自分の夢として行動し、実践していくわけで
それを手伝っているのが紳助さん。
このような考えを持ってそれを実践していく
ってとっても面白そうですよね!
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▼『「こんなに食べてこの値段は安い」は嘘』
どこ顔見せに出かけて、こんな台詞を言ってみたり
聞いたことあったりしません?
たしかに、相場や内容を考えると安い!
と思える場合もたくさんあります。
そしてお客さんが本当に納得できているときはいいのですが・・
実は100%本心から言っているか?ということを
考えて欲しいと。
「こんなに食べて」という言葉には
「こんなに沢山食べて」とか「こんなにいい物=高い物を食べて」
という意味があると思うのですが、
その結果トータルのお客さんの支払いが多くなったら・・・
「んー。これは滅多にこれないぞ」とか「もう次はこれないな」
とか思われてしまったら終わりなのです。
物事はとっても単純で、「払った金額」と「心からの満足度」
のどちらが上回っているか?によって決まります。
ということは、いくらおいしくても
「えーでもやっぱり高いけど、そうも言えないよなー」
と思わせてしまうようではダメなんです。
価格の絶対額が高い物でも、ちゃんとそれ以上の満足度
を持って帰っていただけるならば問題は全くありません。
むしろ、ちゃんと適正な利潤を載せてビジネスをしていくことが
その満足度を継続的に提供できるわけですから
お客様からしてもありがたいこと。
だってせっかく見つけた店が、つぶれてしまったら
お気に入りの店を見つける労力はかなり大変ですからね。
ですから、あなたが提供しているビジネスや商品がなにか
あるならば、常に価格の絶対値ではなく
満足度との天秤を頭に描いておかないといけない。
もちろん、これはまるるちゃん自身への戒めでも
あります(^^;;)
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『マインドをしっかり持ってこその成功』
ビジネスでも芸能界でも成功されているから
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
紳助さんが、かなりサイドビジネスで実績を上げているらしい
ということは、テレビなどで漏れ聞いていたのですが
このように系統だって知ったのは今回が初めてでした。
いや~すごいっすね。
失敗もいろいろしていますが、逆にそれを糧にして
成功もちゃんと収めていると言うことと、
勉強を重ねていろんなことを吸収する努力のすごさ
まるるちゃんもぜひ見習いたいポイントだと
強く思いました。
実は・・・今回のメルマガを書きながら
同じような紳助さんを取り上げたビジネス書があったので
本屋で衝動買いしてしまいました(笑)
○島田紳助はなぜ好きな事をして数十億円も稼ぐのか
�http://amazon.co.jp/o/ASIN/487177273X/maruruchan-22/ref=nosim
また違ったライターさんの視点で書かれているのを
読むと、いろんな面がみえてきますねー。
これが「多読」のいいところでしょうね。
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