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クルマは家電量販店で買え!―価格と生活の経済学 [by 吉本 佳生 (著) ]

2008-11-11
クルマは家電量販店で買え!―価格と生活の経済学 クルマは家電量販店で買え!―価格と生活の経済学
吉本 佳生

ダイヤモンド社 2008-11-08
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posted at 2008/11/11

★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
  『売ってましたっけ?』

   このタイトルとっても上手です。。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆気になったキーワード

 『コストベネフィット』   『裁定』

 『ジェネリック』   『保有コスト』

★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
  『なぜ経済活動はうまくいったりいかなかったりするのか』
                              
   その大本にあるモノを学ぼう
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ▼『高級レストランのランチで儲かるのか?』
 ▼『ジェネリック医薬品に対して先行医薬品がやすくならない理由とは?』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ▼『高級レストランのランチで儲かるのか?』
  夜は非常に価格が高いレストランであっても
  お昼のランチにでかけるととってもリーズナブルな価格で
  食べることができる。

  よくある日常の光景です(笑)

  これ、なんでだろう?って考えてみたことがありますか?

  わたしも、著者の吉本さんがおっしゃる一般人の
  思考をしていたようで
   
   昼のランチで損をしても、その一部が夜に来てくれれば
   いいから広告宣伝費みたいなものだ

  と考えていたことがありました。

  実際、その側面もありますが
  実は逆にこれまで夜に来てくれていたお客さんが
  夜よりも昼がお得ならば昼だけにしよう!と
  してしまう可能性もゼロではないので
  この広告宣伝費という理由だけでは実はメリットを
  説明できなかったりします。

  では、なぜだろうか?

  というときに、頭に考慮するべきなのは
  「固定費」と「変動費」という考え方。

  経営をされている方はよくご存じかと思いますが
  お客さんが誰も来なくても発生してしまうコストってあります。

  実際にお店をされたり事務所を構えている方であれば
  店舗や事務所の家賃に、水道光熱費。
  これは、売上がゼロであってもかかるもの。
  
  インターネットでオンラインのビジネスをされている場合には 
  サーバーの料金がこれに該当するかもしれません。

  そして、レストランの場合には・・・
  夜だけの営業時間を昼に拡大しても
  ほとんどの場合家賃負担に影響はありません。

  バイトなどを新規に募集するコストもほとんど発生しませんので
  ランチを実施するためにかかるコストのほとんどは
  人件費の時間単価と、原材料費で収まるのです。

  すると。。ディナーを考慮するときに考えないといけない
  固定費部分がなくなりますから
  実は・・・格安ランチであっても赤字ではなく
  黒字に持っていく算段が可能となるのです。

  一人当たりの利幅はとうぜん小さくなるため
  もうけが少ないのか?というと
  そこは回転率の高さで補うと。

  こうすることで、利益を取りながらも
  夜のディナーにお客さんを誘導することもできる。

  実はコンテンツビジネスをされている方は
  気がついている方は
  結構あたりまえにやっていることではないでしょうか。
  

  一度作ったコンテンツ。
  そのときには制作費という固定費がかかりますが
  その後、マルチユースをちゃんと考えている人は
  いろんなところで、少ない変動コストのみで売上を上げて、
  きっちり回収する。

  そのときに、一元のお客さんに対しては
  機能や内容を限定したりして、お得感をだす。

  こういうきれいな流れのビジネスはとってもよいですよね。
  - – – – – – – – – – – – – – – – – –
 ▼『ジェネリック医薬品に対して先行医薬品がやすくならない理由とは?』
  最近聞くようになった「ジェネリック医薬品」
  
  知らない方はググッテもらえれば正確な定義が
  でてくるとおもいますが
  簡単には、先行開発されていた医薬品の特許切れにあわせて
  似た成分と効能をもつ医薬品の総称ととらえていれば
  それほどはずれていないとおもいます。

  ジェネリック医薬品は、特許切れした製法を「参考」に
  するため、莫大な研究開発費が必要なく
  その分販売価格はかなりの低価格になります。
  場合によっては8割引くらいの価格設定も。

  そうかんがえると、直接の競合ライバルになる
  先行医薬品は当然価格が安くなるのが自然な原理と
  思ってしまいますが・・・・
  
  実は、現実にはそれほど価格が低下していないのです。

  なぜでしょう??

  ??
  ??

  はい。ここまでそのまま私の文章を
  読んでしまっていると、じつはある思考の罠に
  はめられてしまっています。

  それは・・・・
   「先行医薬品は当然価格が安くなる」
  という部分。

  なぜ価格が安くなるのが当然なんでしょう?
  それは・・・実は価格を下げなくてもそれほど
  先行医薬品のシェアが下がっていないという現実があるから。

  一般的に価格を下げるのは
  利益を減らしたぶん、販売数量が増加することを見込んでいて
  トータルでの利益拡大を図るというのが常道。

  そうでない限り、利益を減らすような価格政策は
  営利企業、特に上場企業においては
  株主に対して説明できません。

  日本におけるジェネリック医薬品のシェアは平均で
  2割だと本著で述べられています。

  2割のシェアを増やすために、許される価格低下は
  だいたい2割が限界。
  するとジェネリック医薬品との価格差を埋めて
  同じくらいの価格にするメリットがいまの日本の
  医薬品マーケットにはないわけです。
  #厳密にはこれ以外の要素があると著者の吉本さんも
  #おっしゃっています。

  近視眼的に見れば「性能が同じで、価格が違ったら
  競争に並んでしょう」と思ってしまいますが
  トータルのメリットを考える必要があることを
  忘れてはいけません。。。

★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
  『心理学と価格政策は非常に密接な関係がある』
                              
   だからこそ常に調査と学びと検証が必要
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
 
  著者の前著「スタバではグランデを買え! 」
 ⌒a href=”http://keiei.enbiji.com/2007/11/_by_36.html” target=”_blank”>http://keiei.enbiji.com/2007/11/_by_36.html
  も興味深く読ませていただき、エンビジでも紹介させて
  いただきました。

  そして今回の続編ともいえる本著。
  やはり興味深い事例と切り口で非常におもしろいものでした。

  もちろんメルマガですべての事例を紹介していると
  何週間もかかってしまうので(爆)
  とりあげたりすることはできませんが
  すべてに共通していることが一つだけあります。

  それは・・・・

   人は損を避けてお得を得たい

  という基本心理です。

  当たり前ですか?
  一人一人では当たり前のことながら
  その積み重ねによって経済活動ができあがることを忘れては
  いけません。

  そこに鋭く切り込んでいく「これまでとちょっと違う視点」
  を導入することができた起業家が
  勝者!になっていっているのでしょうね。

クルマは家電量販店で買え!―価格と生活の経済学
クルマは家電量販店で買え!―価格と生活の経済学

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