食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 (上) [by 山田 真哉 (著)
食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 山田 真哉 光文社 2007-04-17 posted at 2007/05/15 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『山田さんの新刊!』
さおだけやですからね!
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☆気になったキーワード
『数字のルール』 『ビジネスの数字』
『ありのままに』 『割り算』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『数字をどうやって使う?』
対象によって変わってくるのです
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『数字のルールはたったの4つ』
▼『数字が入ると特別な意味』
▼『数字を使いこなそう』
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▼『数字のルールはたったの4つ』
山田さんが、本著で語っている
「数字のルール」とはたったの4つだというのです。
その4つを列挙してみると
1)順序がある
2)単位で意味を固定する
3)価値を表現する
4)数字は変化しない
この4つだけだと。
全部を【エンビジ】では説明しませんが
忘れてしまいがちなのが(4)。
今も昔も「1」は「1」なのです。
この変化しないということが
何を意味するのでしょうか?
それは。。。安心感を生む
つまり「信用の発生装置」として機能するというのです。
お金というものは数字+単位で表現されます。
10000円と表されているものは
北海道の稚内であっても、沖縄の西表島であっても
同じ10000円ですから、どこであっても
使うことができるわけですね。
日本国が発行している紙幣・通貨には
実態としての金との兌換性は保証されていませんから
みんなが「信用」することによって
流通が保証されているわけです。
その「信用」を生み出しているのが数字というわけなんですね。
これを「みかんの数」とかで表そうとすると
みかんの質は?季節は?などによって
その内容が変わってしまうのでダメ。
そう考えると、紙幣が示す数字の「信用」も
実は限定的。
なぜ?
インフレを思い出せばわかりますよね。
マイルドに進行していくインフレであれば問題ないのですが
一晩にして価値が1/10とかになってしまう
ハイパーインフレだったら・・
数字の示す「価値」が変化してしまいますからね。
その「数字」自体に変化はないのだけれども・・・
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▼『数字が入ると特別な意味』
さて、そんなルールのある数字ですが
実は、数字が入るとその物事には特別な意味が
与えられると山田さんは言います。
どゆこと?
はい。それは数字を見た人が
勝手に推測して、他の意味を持たせる
ということなんです。
例えば・・「298円」。
この数字だけであれば、そんな意味がないはずなのに
「300円を切っていると言うことは安い!」
という気持ちが、受け手には湧いてきますよね。
そう、数字が勝手に自己主張を始めるのです。
もう一つの例としては
「300年300藩」という書籍のタイトル。
江戸時代の大名について取り上げた書籍なのですが
ホントは徳川幕府の治世は260年くらいだし
藩の数ももう少し適当。
でも「300」という数字をざっくりあげることで
「網羅系の書籍ですよ」ということを
言外ににおわせているわけです。
数字っておもしろいですね?
まるるちゃんの書いているメルマガ【エンビジ】も
読者様の数は日々増減しています。
でも、「今、読者さんは何部なんですか?」と聞かれたときに
ざっくり3万人とお答えすると
「おお、それは沢山の方に読んでいただいていますね」
と言っていただくことが多いのも
3万という数字から、別の意味が派生しているのかな~♪
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▼『数字を使いこなそう』
さて、本著のテーマ「数字」について
使い方としていろいろと取り上げられています。
そのなかでまるるちゃんが3つとりあげると・・
・言い換え可能
・割り算を使う
・単位を変える
事実存在している事柄を、どう表現するか?
というのは数字を発信する情報者に権利があります。
ですので、実際には1勝2分けのサッカーチームがいたとしたら
そんなに強く聞こえないのに、これを
3戦無敗!
と言い換えるだけで、無敵のように感じますよね?(笑)
「割り算する」というのも同じ発想です。
表現の仕方を変えるわけです。
相手が大手のチェーン企業で、トータル10教室で100人の
合格者を出しているとき、自社が1教室で20人の合格者。
トータル勝負すると負けますが、1教室あたりに
割り算してしまったら・・・・・
「(我々の方が)合格実績の比率が高いです!」
なんて宣伝ができちゃいます。
ANAが始めた50人に1人無料!というのも
「全員に2%割引き」と同じだけの懐の痛みなのに
その宣伝効果は抜群ですよね!
あれ?どれも事実を変えずに、数字の使い方を変えるだけで
その「期待値」が大きくなりました(笑)
数字のマジックって怖いですね~。
【エンビジ】読者のあなたなら、怖がってばかりじゃなくて
自分でつかったらどうなるかを
ぜひ考えてみましょう~。
いいネタがあったら、 maruru_chan_chan@yahoo.co.jpまで
教えてください(笑)
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『数字にはルールがある』
だから、難しく考えない
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今回の【エンビジ】ではとりあげませんでしたが
「決算書の数字」においては、実は制約が沢山あります。
さきほどのような「数字の使い方」によってマジックを引き起こしづらい
ようになっているんです。
決算書の読み手が混乱してしまっては
まずいですからね。。。株式や債券を買う側からすると
決算書という資料に「お化粧」されるのはとっても困りますから。
ただ、「制約が多い」分だけ逆にシンプルに
考えることができるともいえます。
日本においては数字の単位はすべて「円」ですし
その数字をありのままに見ることができる。
そう「率」ではなくて「金額の絶対額」が
経営を考えていく際に、必要な数値であると断言できますからね。
まるるちゃんが行っているビジネスは
ほぼ前金制のビジネスなので、このあたりの数字は比較的シンプル。
深い悩みがないままに経営できているのは
ビギナーズラックのような気もするので
もっともっと勉強していかないといけません~。
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