結局、営業に頼ってしまう御社が伸びない本当の理由 [by 浜口 直太 (著), 澤田 且成 (著)]
結局、営業に頼ってしまう御社が伸びない本当の理由 浜口 直太 澤田 且成 明日香出版社 2007-12-04 posted at 2007/12/15 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『営業だけでいいんですか?』
もっともっとよくするために。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『表面的なブランディング』 『ゴールを深く確信する』
『一貫性』 『リスク』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『真にブランディングをしていくためには?』
ここをチェックしないといけないことは?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『特別に選ばれるための理由』
▼『リピーターを生むための仕組みがありますか?』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『特別に選ばれるための理由』
「ブランド」「ブランディング」
とってもよく聞くキーワードであるにもかかわらず
それが一体どういうものなのか、雲をつかむような話。
そう思いません?
大手企業になれば、ブランディングって必要だよなー。
でも小さい間は、とてもじゃないけどできないよな。
だって大量の広告宣伝費がかかるでしょ?とね。
でも、その考え方自体が間違えだと言うことを
本著で澤田さんは伝えようとされています。
まず、冒頭で「ブランド」の由来について語られていますが
#知っている方もいるかもしれませんね。
その上で、本質的な意味として「識別する」という機能が
ブランドにはあります。
つまり、あなたが提供しているサービスであったり商品が
その他、あまたあるライバル達から「何が違うのか?」
という識別のためです。
現代では、ライバルがいない商品というのは非常に希。
ですから、その中からあなたの商品・サービスが選ばれるための
「特別な理由が何であるか」というところを
伝えてくれる、そしてその結果生まれるモノがブランドだと
いうことなのです。
ということは・・・この「特別な理由」を生み出すためには・・
何もしないでも勝手に生まれてくると言うことは
ありませんよね?
そう、自分たちの方から「最初に発信」する情報があってこそ
ブランドはスタートするのです。
そして、発信しっぱなしでも駄目。
発信をした上で、それを受け手であるお客様が
「よし!」と満足してくださることで初めて成立する。
これが「ブランド」なのですね。
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『リピーターを生むための仕組みがありますか?』
さて、ブランディングがうまい方向に進み始めて
「あなたを選んでもらえる特別な理由」ができてきたとしたら
あとは何にもしなくていい・・・
というわけではもちろんありません(^^;;)
せっかく選んでもらえる可能性が広がったのですから
そこをちゃんと「リピート」につなげてもらえる可能性を
高める努力をしなくてはいけません。
リピートをしてもらえると言うことは
あなたが提供した商品・サービスに対して「好意的」な
印象を持ってくださったからこそ。
ですから、その「好意的な」記憶を、お客様の心の中に
スペースとして占めているはずなのです。
でも、まるるちゃんもそうですが、人間の記憶というものは
非常にうつろいやすいもの。
昔に覚えたままなんにもしていないと、すぐに忘れてしまいますから
これを常に刺激できるような体制をどこかで構築しないと
いけないといえます。
その方法を本著では澤田さんが「アイコン」という形で
語っています。
この「アイコン」は五感で関知し、さきほどの記憶と呼応するような
ものにするための、いわばトリガー。
たとえば、視覚的アイコンのひとつに「ロゴ」というものが
あります。
このロゴを目にするたびに、お客様自身が体験した
すばらしい経験を思い出し、記憶を呼び起こすことで
再度リピートしたい!という気持ちを起こさせるのですね。
小さな会社や個人起業であれば、営業部隊をもつのは
とっても難しいか、もしくは社長だけが営業マンと言うことも
めずらしくないとおもいます。
すると、せっかくの使ってくださったお客様への
フォローはどうしても手薄になりがち。
そんなときに、「アイコン」の力を借りて自動的に
フォローができるとしたら・・・
とってもすばらしいことだし、大企業ではなく
私たちのような小さな会社が持つべき「武器」のひとつでしょうね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『特別に選んでもらうための理由を持つ』
いろんな手段を使って。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
ブランディングと聞くと、どうしても大企業のことを
思い浮かべてしまうのが普通だと思います。
デザインに優れたロゴをつくって、販促のためにグッズも大量に。
その上で、広告宣伝のCMをうつ。
いったいいくらお金がかかるんだ!とね。
たしかに、大きな企業はそのやり方でやっているからと
いって、小さな会社までがそのマネをする必要はもちろんありません。
逆に、そうじゃないやり方でどうすればいいのか?
ということを書籍の形でまとめたのが本著ではないでしょうか。
人間、わからないものに対しては大きな恐怖感を抱いて
それを「避けよう」とするのが本能です。
ブランディングのように「やってみたいけど、わけわからない」
というものを避けてしまうのはこの本能のせいであるとも
言えます。
最初から大きなところに頼んでみるよりも
まずは、書籍などで基礎を学んだ方がいいのは、ブランディングに
限らずいろんなことに言えるでしょうね。
関連記事:
経営の関連記事
- メッシュ すべてのビジネスは〈シェア〉になる [by リサ・ガンスキー著 LISA GANSKY 実川元子訳]
- 間違いだらけのビジネス戦略[by 山田修 (著)]
- この方法で生きのびよ! ―沈む船から脱出できる5つのルール[by 鈴木博毅 (著)]
- 潜在ワーカーが日本を豊かにする―――シニア、主婦(夫)、外国人……多様な働き方が救世主となる[by 武井 繁 (著)]
- くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ [by 熊本県庁チームくまモン (著)]
- 里山資本主義 [by 藻谷 浩介 (著), NHK広島取材班 (著) ]
- ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく [by 堀江 貴文 (著) ]
- 口紅は男に売り込め! [by 高倉 豊 (著)]
- メディア化する企業はなぜ強いのか? [by 小林 弘人 (著)]
- 図解 カール教授と学ぶ成功企業31社のビジネスモデル超入門![by 平野敦士カール(著) ]
- 巡るサービス [by 近藤 寛和 (著) ]
- 「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! [by 北原茂実 (著)]
- なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門 [by 岡田斗司夫、福井健策(共著)]
- 働かずに1億円稼ぐ考え方 [by 小池則雄 (著)]
- 「格安航空会社」の企業経営テクニック
- 回転寿司の経営学 [by 米川 伸生(著)]
- 下町ロケット
- なぜ桃太郎はキビ団子ひとつで仲間を増やせるのか? [by 岩崎聖侍(著) ]
- 借入金がある社長必見:「社長さん!借金の返済額を99%カットする究極の一手、教えます!」
- 山手線と東海道新幹線では、どちらが儲かっているのか? [by 中嶋 茂夫 (著)]