御社の売上が6倍になる!「新」プロデュース術 [by 露木 幸彦 (著) ]
御社の売上が6倍になる!「新」プロデュース術 露木 幸彦 総合法令出版 2008-07-25 posted at 2008/09/13 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『一度の作業を繰り返し活かすには』
せっかくですから有効利用したいものです
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☆気になったキーワード
『セグメント』 『戦略と情熱』
『やりっぱなしにしない』 『わざわざ足を運ぶ価値』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『利益を最大化するメディア戦略とは』
ビジネスの目的を忘れないことです。
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『メディア側はニッチな情報を求めていない』
▼『ラジオは死んだツールか?』
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▼『メディア側はニッチな情報を求めていない』
プレスリリースをだして、無料でメディアに掲載されることは
ビジネスにとっても非常に効果が高い
これは最近よく言われていることで
実際、上手なプレスリリースのノウハウは本にもなったり
プレスリリースを教えてくれるセミナーなどが大盛況だったり
するわけです。
ところが・・ひとつ誤解されていることがあるのでは?
と本著で問いかけられているのが
ニッチ戦略
をプレスリリースにあてはめるというもの
ビジネスにおいては、大企業と勝負する体力がない
中小零細企業は、ジャンルを絞ってニッチで1番になることを
目指せ!といいます。
ライバルが強いところにいきなり入るのではなく
まず1番!になってから、次に少しずつ領地を広げていくので
戦略としてはすぐれているのですが・・・・
プレスリリースではこの戦略は間違っているというのです。
というのは・・・プレスリリースは大前提として
メディアに掲載されることを意図して出すわけですが
この「メディア」というものが・・
セグメントされていない、多数の読者を抱えている
という事実を忘れてはいけません。
読者が読みたい!と思うものを提供しないと
力の源泉である「読者=部数」であったり「視聴率」
がとれなくなりますから、どうしても
ある一定数以上の受け手に見てもらえるようなものを
作成しようとするのがメディアの特性です。
この特性を忘れてしまって
ニッチを突き詰めたプレスリリースをだしていても
なかなか掲載されないのでは?と言う問いかけに関して
忘れていたことを思い出させてもらったような気がします。
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▼『ラジオは死んだツールか?』
マスメディアと呼ばれる媒体は一般的には
テレビ、新聞、雑誌、ラジオ
そして最近ではインターネットが含まれる場合がでてきました。
メジャー度合いから言えば、最初の4つは
書いた順番に強いと言われていて
私が学生の頃と違って、ラジオって?
というくらい地位が低下していると言われています。
余談ですが、私が学生の頃は実家にいたときには
部屋にテレビがなかったので
夜にラジオ番組をよく聞いていたのですが(笑)
さて、そんな「ラジオ」という媒体ですが
地位が下がり続けているとすれば
もうメディアとしての価値はないのでしょうか?
たしかに、ラジオは車の中で聞くことが多いですが
CMが流れていても
車を運転しているときに何かアクションを起こすことも
できません。で運転が終わった頃には忘れてしまうでしょうしね。
ですが。。そこは発想を「クロスメディア」に変えてみると
いうことを本著の中で提案されています。
というのは・・・ビジネスのすべては
見込客に買っていただけるかどうかにかかっています。
普通の場合その見込客を広告を通して集めようとするので
その観点から言うとラジオは死んだツールであるというとらえ方にも
なってしまうのですが・・・
「イベント」としてとらえたらどうでしょうか?
ラジオに出演します、それを記念して・・・
と元々の自分自身の見込客、例えばメルマガなどで
連絡をすることができます。
メルマガの読者さんにとっては、知っているなじみの人が
ラジオに出るのであれば・・・と
「きっかけ」にすることができるのです。
この「きっかけ」というのは非常に大事で
アプローチが売り込みばかりだと、読み手や受け手は
辟易してしまいますが
普段は、良質なノウハウを提供している発信元が
ちゃんとしたイベントの際に、何かを販売しようとすると・・・
ちゃんと山と谷がある流れを作り出して
ビジネスがうまく回り始めるのです。
そしてもう一つの利点は
私も今回の新刊の「いつも目標達成している人の読書術」で
ふれましたが、書籍やメルマガは「視覚」から学ぶものに対して
ラジオは「耳=聴覚」から取り入れるものです。
片方だけでは、たとえば本を読まない人にはリーチ出来ませんが
両方のクロスメディアを動かすことで
よりリーチできる範囲が広がるということですからね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『相乗効果をさがしだせ』
どんなところでも、なにかつながるものがある
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ゼロをイチに変えるのは非常にエネルギーがいることで
大変だというのはくりかえしこのメルマガでお伝え
していることです。
ところが。。一つめのコアとなるものをつくると
あとは少し考えるだけで「相乗効果」をそれまでとは
比較にならないくらい簡単に生み出すことができます。
コンテンツの複数回利用(笑)
というのもまさにこれですね。
一度生み出したものをいかにして何度でも活かすか?
という視点は、通常のビジネスだけではなく
メディアという戦略においても使えるんだなーと。
本著を読みながら改めて感じていました。
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